5Feb

食後すぐの歯磨きはNGなの?
食後すぐに歯磨きするのがあたりまえの習慣になっている人って多いのではないでしょうか?
この前見ていたテレビで歯磨きに関する気になる話をしていました。
その内容というのが、「食後すぐに歯を磨くと歯にダメージを与える」というもの。
納豆や脂っこいものを食べた後、できるだけ早く口の中をスッキリしたいというのはみんなさんも同じでしょう。なんといっても歯磨きは虫歯予防に欠かせないですからね。
本当に「食後すぐの歯磨き」というのはいけないことなのでしょうか?
そもそも虫歯の原因って?
それでは基本的な話ですが虫歯の原因っていうのはなんでしょうか?
皆さんご存知の通り、食後のあとは口の中にたくさんの食べカスが残っています。
その食べカスをそのままにしておくと歯垢の中にいる細菌が糖質を分解して酸をつくり、それが歯を溶かすことで虫歯の原因になるんです。
食後すぐの口の中の状態は・・・
食後すぐの口の中の状態ですが、食品には酸性のものが多いため、歯の表面がわずかに溶けたような状態になっています。
実際は唾液で中和されるので、実際に歯が溶けてしまうようなことはないんだけど、酸性の強い食品を多くとると、「酸蝕歯」という状態になってしまうことがあるんです。
酸蝕歯とは?
酸蝕歯とは、歯の表面のエナメル質が食べ物や飲み物に含まれる酸に触れることで一時的に柔らかくなり、歯のミネラルが失われ、それが原因で歯が溶けてしまうことを言います。
この状態で、歯磨きや、歯ぎしり、食いしばりなどをするとエナメル質が削れやすく、歯に悪影響を与えてしまうのです。
歯磨きはいつすればいいの?
では、いつ歯磨きををすれば良いのか?
虫歯予防のためには、食後すぐに歯を磨いて歯垢や食べカスを取り除いたほうが良いようです。
ただ、酸性の強い食品や飲み物を摂った後は、歯の表面のエナメル質が削れやすくなっているので研磨剤があまり含まれていないハミガキ粉を使って、やさしく歯を磨くよう気を付けるのが大事なようです。