5Dec

インターネット広告を閲覧しただけでパソコンをマルウエアに感染させる「不正広告」の被害が日本でも深刻化している。
最近急増している「不正広告」が厄介なのは、「見た目だけでは攻撃に気づかない」という点。
利用者はいつの間にか、マルウエアに感染し、さらに「オンライン銀行詐欺ツール」や「ランサムウエア(身代金ウイルス)」に感染させられてしまう。
トレンドマイクロの発表では、
「不正広告が表示されているのはブログやまとめサイトなどが多いが、誰もが知っている有料のネットサービス、ニュースのメディアサイトなどでも「不正広告」が表示されている」
2015年7月~10月の間に、「ブログ」や「まとめサイト」など、3700以上のサイトで不正広告の表示が確認、誰もが知っているような「有料のネットサービス」、「ニュースメディアサイト」などでも「不正広告」の表示が確認されているそうです。
2015年7~9月に確認された約170万件の「日本国内からの脆弱性攻撃サイトへのアクセス」のうち47%が「不正広告」経由だったそうです。
以前の「不正広告」は、マルウェアをダウンロードさせるサイトに強制誘導するものが多く、ユーザーも攻撃に気付きやすかったが、最近は、表示しただけでマルウェアを強制ダウンロードするものが増えてきているため、ユーザーのパソコンのOSやソフトウェアに脆弱性あると普通にインターネットを閲覧しているだけで、不正プログラム(「オンライン銀行詐欺ツール」や「ランサムウエア(身代金ウイルス)」)等の悪質なコンピューターウィルスに感染させる事例が増えている。
インターネットを安全に利用するためには、『不正広告対策』は必須です。
「セキュリティソフト」を導入するだけでなく、使用している「OS」や「ソフトウエア」を最新の状態にすることも重要です。
インターネットを安全に利用するためも常にセキュリティ対策は万全にしましょう。